映画『ガイアシンフォニー(地球交響曲)』はどこで観られる?全九番の内容・上映会・DVD情報まとめ【2026年最新】

「ガイアシンフォニーを観たいけれど、どこで観られるのか分からない」。この作品を探す方の多くが、同じところでつまずきます。最初に結論をお伝えします。

『ガイアシンフォニー(地球交響曲)』は、2026年7月現在、どの動画配信サービスでも観ることができません。 そのかわり、観る道は3つあります。①各地で開かれる自主上映会に行く、②公式ショップでDVDを買う、③自分で上映会を開く――この3つです。

『ガイアシンフォニー』は1992年の第一番から2021年の第九番まで、約30年かけてつくられた全9作のドキュメンタリー映画シリーズです。劇場での一般公開よりも、観たい人が自ら上映会を開くかたちで広がってきた作品で、公式サイトによれば上映回数は7,000回を超え、延べ240万人がこの映画を観てきました。日本の自主上映会という文化を育ててきた、その代表格といえるシリーズです。

この記事では、全9作それぞれの内容と、いま観るための具体的な方法をまとめます。

配信状況:主要サービスすべてで取り扱いなし

配信では観られず、上映会・DVD・自分で開くという3つの観る方法を示した図

まず配信の状況です。

観る方法 『ガイアシンフォニー』の取り扱い
Amazonプライムビデオ なし
Netflix なし
U-NEXT なし
Hulu なし
公式DVD あり(公式ショップで販売)
自主上映会 あり(全国で開催・自分で開くことも可能)

※2026年7月時点の状況です。配信は今後変わる可能性があるため、最新の状況は各サービスでご確認ください。

配信で手軽に観られない一方で、DVDと上映会という道がしっかり用意されているのがこのシリーズの特徴です。順番に説明します。

全9作をひと目で:第一番から第九番まで

1992年の第一番から2021年の第九番まで約30年のシリーズ年表

「第三番だけ観たい」「星野道夫さんが出ているのは何番?」――シリーズものならではのこうした疑問に、まず一覧で答えます。

作品 公開年 主な出演者
第一番 1992年 野澤重雄(巨木トマトの植物学者)、ラインホルト・メスナー、エンヤ
第二番 1995年 佐藤初女、ジャック・マイヨール、ダライ・ラマ14世
第三番 1997年 星野道夫、フリーマン・ダイソン、ナイノア・トンプソン
第四番 2001年 ジェームズ・ラブロック、ジェーン・グドール、名嘉睦稔
第五番 2004年 アーヴィン・ラズロー、石垣昭子
第六番 2007年 ケリー・ヨスト、ロジャー・ペイン、ラヴィ・シャンカール
第七番 2010年 アンドルー・ワイル、高野孝子、グレッグ・レモン
第八番 2015年 梅若玄祥、畠山重篤、中澤宗幸
第九番 2021年 小林研一郎、スティーブン・ミズン、本庶佑

検索されることの多い3人について補足しておきます。

  • 「トマト」で記憶している方へ — 1本の苗から1万個以上の実をつける巨木トマトを育てた植物学者・野澤重雄さんが登場するのは第一番です。シリーズの原点となった映像のひとつです。
  • 「おにぎりの佐藤初女さん」第二番。青森・岩木山麓の「森のイスキア」で、悩みを抱えて訪れる人においしいおにぎりの食事で寄り添った女性です。
  • 写真家・星野道夫さん第三番。アラスカの自然を撮り続け、撮影中に亡くなった星野さんの遺した言葉と風景が軸になっています。星野さんのファンが第三番から入るケースは今も多くあります。
  • 指揮者・小林研一郎さん(炎のコバケン)第九番。コバケンが指揮するベートーヴェンの「第九」がこの最終作の軸です。人物の紹介とコンサート予定の調べ方は小林研一郎(炎のコバケン)の指揮をこれから観るにはにまとめています。

どの番からでも観られる構成なので、気になる人物がいる番から入るのがおすすめです。

この映画はなにを描いているのか

『ガイアシンフォニー』は、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」というガイア理論に着想を得たドキュメンタリーです。監督は龍村仁(たつむら・じん)さん。元NHKのディレクターで、1992年の第一番から約30年間、このシリーズを撮り続けました。2023年1月2日に82歳で亡くなり、第九番が最終作となっています。

各作品は、登山家・海洋学者・音楽家・科学者など、分野のまったく違う数人の人物を訪ね、その生き方と言葉を音楽とともに織り上げるオムニバス形式です。ナレーションと映像美で淡々と進むので、上映会では静かに没入する時間になります。

東京・埼玉・神奈川・山梨で予定されている上映会

てんぐシネマ倶楽部では、1都3県の自主上映会情報を毎日自動で集めています。『ガイアシンフォニー』の上映会が見つかっている場合は、以下に表示されます。

東京・埼玉・神奈川・山梨で予定されている上映会1件(2026年8月24日時点)

全国の上映会は公式の上映スケジュールで確認できます。近くで開かれていないときは、自分で上映会を開くという方法もあります。

このシリーズは全国で年間を通じて上映会が開かれています。1都3県で見つかっていないときも、公式の上映スケジュールには全国の予定が載っているので、あわせて確認してみてください。

DVDで観る

『ガイアシンフォニー』は公式ショップでDVDが販売されています。最終作の第九番は6,600円、全巻セット(59,800円)もあります。配信を待つ必要がなく、手元に置いて何度も観られるのはこのシリーズならではです。

中古DVDやCD(サウンドトラック)を探す方もいますが、シリーズの制作は上映料とDVDの売上に支えられてきました。可能であれば公式ショップからの購入をおすすめします。

自分で上映会を開く

このシリーズの最大の特徴は、誰でも主催者になれる仕組みが30年かけて整えられていることです。公式サイトに「自主上映の手引き」が公開されており、料金も明記されています。

上映料はいくらか

チケット150枚までは一律で、151枚からは枚数に応じて変わる上映料の仕組みを示した図

デジタル上映の場合、料金はチケットの販売枚数で決まります(1日につき・税別)。

販売枚数 第一番〜第八番 第九番
150枚まで 60,000円 60,000円
151〜200枚 450円×販売枚数 450円×販売枚数
201枚以上 90,000円 (450円×販売枚数のまま)

150枚までは一律6万円なので、たとえばチケットを1,500円にすると、上映料だけなら40枚で回収できる計算です。実際には会場費や宣伝費もかかるので、開催前に全体の収支を確認しておくと安心です。当サイトの収支シミュレーターを使うと、6つの質問に答えるだけで「何人集めれば赤字にならないか」がわかります。

『ガイアシンフォニー』の上映料でシミュレーションする

上映料を入れた状態で開きます。会場費やチケット代はあとから変えられます。
デジタル上映の料金(150枚までは一律60,000円、151枚からは450円×販売枚数)を入れてあります。201枚以上は90,000円で頭打ちになるため、その規模では実際より高く出ます。

なお第一番〜第六番は35ミリ・16ミリフィルムでの上映も可能です(1回100,000円、2回以上160,000円・税別)。

申し込みから開催までの流れ

公式の手引きに記載されている手順です。

  1. 電話で上映日の仮予約をする
  2. 申込フォームから正式に申し込む
  3. 上映用メディアが上映日の2日前(休日を除く)に届く
  4. 動作確認をして、上映会当日を迎える
  5. 上映の翌日にメディアを宅配便で返送する
  6. 終了後2週間以内に精算の報告、1か月以内に上映料を振り込む

申し込みは公式サイトの自主上映案内から。上映会そのものの準備(会場探し・告知・当日の運営)は、自主上映会の開き方 完全ガイドにまとめています。

作品の基本情報

項目 内容
作品名 地球交響曲(ガイアシンフォニー)
シリーズ 第一番(1992年)〜第九番(2021年)・全9作
監督 龍村仁(1940-2023)
形式 ドキュメンタリー・オムニバス
上映時間 第九番は123分(作品により異なる)
実績 上映回数7,000回超・延べ観客240万人(公式サイトより)

よくある疑問

どの番から観ればいい?

物語の続きものではないので、どの番からでも観られます。気になる出演者がいる番か、上映会が近くで開かれている番から入るのが自然です。第一番は映像の質感に時代を感じる部分もありますが、シリーズの原点として根強い人気があります。

第九番の上映時間は?

123分です。2021年6月公開で、指揮者・小林研一郎さんの「第九」演奏会を軸に、ノーベル賞受賞者の本庶佑さんらが登場します。龍村監督の最終作です。

「地球交響曲」と「ガイアシンフォニー」は同じ作品?

同じです。正式タイトルが「地球交響曲」、その英語表記が「ガイアシンフォニー(Gaia Symphony)」で、どちらの呼び方も使われています。

まとめ

上映を終えた小さな会場で余韻の中、静かに感想を交わす来場者たち

  • 『ガイアシンフォニー(地球交響曲)』は動画配信サービスでは観られません(2026年7月時点)
  • 観る方法は「上映会に行く」「公式DVDを買う」「自分で開く」の3つ
  • 全9作・どの番からでも観られる。星野道夫さんは第三番、佐藤初女さんは第二番、巨木トマトは第一番
  • 自分で開く場合の上映料は150枚まで一律60,000円(税別)

30年間・7,000回の上映会に支えられてきた、自主上映文化そのものといえるシリーズです。1都3県の上映会情報はこのページで毎日自動更新しています。主催する側に興味が出たら、上映会を開くのページから始めてみてください。

ほかの作品の上映会情報は上映会を探すから。同じく配信では観られない『夢みる小学校』の観方まとめもあわせてどうぞ。

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