「『手に魂を込め、歩いてみれば』を観たいのに、近くの上映館が見つからない」——2026年8月時点の状況を、最初に整理してお伝えします。
2025年12月5日に劇場公開されたこの映画は、全国のミニシアターを巡る形で上映され、2026年8月現在、劇場での上映はほぼ一巡しました。動画配信サービスでの配信や、DVDの一般販売はありません。
つまり、これから観る道は主に2つです。①各地で開かれ始めた自主上映会に行く、②自分で上映会を開く。この作品は配給元のユナイテッドピープルが自主上映の仕組みを整えており、劇場公開の波が引いたあとは、市民の上映会が観る場所になっていきます。実際、東京近郊でもすでに上映会が始まっています。
配信・DVD・劇場の状況

| 観る方法 | 取り扱い |
|---|---|
| Amazonプライムビデオ | なし |
| Netflix | なし |
| U-NEXT | なし |
| DVD(一般販売) | なし |
| 劇場(上映館) | ほぼ終了(残りわずか・下記参照) |
| 自主上映会 | あり(各地で開催が始まっている・自分で開くことも可能) |
※2026年8月時点。配信は今後始まる可能性もあるため、最新の状況は各サービスでご確認ください。
まだ観られる上映館は?

公式サイトの劇場情報によれば、全国の劇場はほとんどが上映を終えており、今後の予定は高知の劇場(2026年9月)などわずかです。「上映館 東京」「上映館 名古屋」と探している方は、劇場よりもこの後に説明する自主上映会を探すほうが現実的な時期に入っています。
この映画はなにを描いているのか
2024年、封鎖されたガザ地区。イラン出身の映画監督セピデ・ファルシさんは、ガザから出られないパレスチナ人フォトジャーナリスト、ファトマ・ハッスーナさんとビデオ通話でつながります。映画は、約1年にわたるふたりの通話の記録です。
画面越しのファトマさんは、空爆の下の暮らしを伝えながらも、よく笑う人でした。カメラを持って街を歩き、人々の日常と光を撮り続ける——タイトルの「手に魂を込め、歩いてみれば」は、その姿そのものです。
そして2025年4月16日未明、ガザ市東部の自宅がイスラエル軍の空爆を受け、ファトマさんは25歳で命を落としました。映画がカンヌ国際映画祭ACID部門への正式出品を決めた、その直後のことでした。完成した映画は、彼女が生きて、撮って、笑っていた時間の記録として世界で上映されています。
日本では2025年12月の公開後、ミニシアターを中心に上映が広がりました。文部科学省選定作品(高校生・青年・成人向き/国際理解・平和)にも選ばれており、学校や地域の上映会で観られる体制が整っています。
東京・埼玉・神奈川・山梨で予定されている上映会
てんぐシネマ倶楽部では、1都3県の自主上映会情報を毎日自動で集めています。『手に魂を込め、歩いてみれば』の上映会が見つかっている場合は、以下に表示されます。
東京・埼玉・神奈川・山梨で予定されている上映会0件(2026年8月24日時点)
いまのところ、1都3県で予定されている上映会は見つかっていません。このリストは毎日自動で更新されるので、 少し時間をおいてまた確認してみてください。
全国の上映会はcinemoの作品ページで確認できます。近くで開かれていないときは、自分で上映会を開くという方法もあります。
公開から日が浅い作品なので、上映会はこれから増えていく段階です。1都3県で見つかっていないときは、cinemoの作品ページに全国の上映会情報が載っているので、あわせて確認してみてください。
自分で上映会を開く
「近くで上映がない」「地域のみんなで観たい」という場合は、自分が主催者になる道があります。申し込み窓口は、配給元ユナイテッドピープルが運営するcinemo(シネモ)です。
上映料はいくらか

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最低保証 | 77,000円(税込)/1日 |
| 人数制 | 動員人数 × 660円(税込) |
| 適用ルール | 動員 × 660円が77,000円を上回る場合は、そちらを適用 |
つまり116人までは実質一律77,000円、117人からは1人あたり660円で増えていく形です。公開1年目の新しい作品のため、『バベルの学校』(55,000円)などより最低保証がひとまわり高い設定です。チケットを1,500円にすると、上映料だけなら52人で回収できる計算になります。
上映料を入れた状態で開きます。会場費やチケット代はあとから変えられます。
最低保証77,000円と、動員人数×660円のうち高い方が適用される仕組みを入れてあります。
上映素材と注意点
上映素材はオンライン(ストリーミング)・DVD・ブルーレイ(いずれも字幕版)から選べます。DVD・ブルーレイは上映会終了後7日以内に返送し、上映報告をオンラインで提出します。
注意点はひとつ。上映できるのは対面の会場上映のみで、Zoom配信のようなオンライン上映会はできません。
申し込みはcinemoの作品ページから。会場探しから告知、当日の運営までの段取りは、自主上映会の開き方 完全ガイドにまとめています。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 手に魂を込め、歩いてみれば |
| 原題 | Put Your Soul on Your Hand and Walk |
| 製作 | 2025年/フランス・パレスチナ・イラン |
| 上映時間 | 113分 |
| 監督 | セピデ・ファルシ |
| 日本での配給 | ユナイテッドピープル |
| 劇場公開 | 2025年12月5日 |
| 映画祭 | カンヌ国際映画祭2025 ACID部門正式出品 |
| 選定 | 文部科学省選定(高校生・青年・成人向き/国際理解・平和) |
よくある疑問
配信やDVDで観る方法はない?
2026年8月時点で、動画配信サービスでの配信も、DVDの一般販売もありません。公開から1年たっていない作品なので、当面は劇場の残り上映と自主上映会が観る場になります。状況が変わる可能性はあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
重い映画ではないかと不安です
戦争の只中にある街の記録なので、軽い映画ではありません。ただ、映画の中心にあるのは爆撃の映像ではなく、画面越しに笑い、写真を撮り、詩を書くファトマさんの日常です。観た人の多くが「彼女の笑顔が忘れられない」と語る作品で、上映会では上映後に感想を話し合う時間を設ける主催者が多くいます。
学校や授業で上映できる?
文部科学省選定作品(高校生・青年・成人向き/国際理解・平和)です。学校・地域での上映はcinemoへの申し込みで開催できます。平和学習や国際理解教育の場での上映に向いた作品です。
上映会はこれから増える?
この配給元(ユナイテッドピープル)の作品は、劇場公開後に自主上映会へと広がっていくのが通例です。『コスタリカの奇跡』や『バベルの学校』は公開から10年近くたった今も上映が続いています。この作品も同じ道筋に入ったところで、上映会はむしろこれからが本番です。
まとめ

- 『手に魂を込め、歩いてみれば』の劇場上映はほぼ一巡。配信・DVDはなし(2026年8月時点)
- これから観るなら「自主上映会に行く」か「自分で開く」
- 自分で開く場合はcinemoから申し込み・上映料77,000円(税込)〜。文部科学省選定で学校上映にも向く
- ガザのフォトジャーナリスト、ファトマ・ハッスーナさんが生きた時間の記録。カンヌ映画祭ACID部門正式出品
- 1都3県の上映会情報はこのページで毎日自動更新
劇場の灯が消えたあと、この映画を灯し続けるのは各地の上映会です。上映会を探すなら上映会一覧から、開く側に回るなら上映会を開くへ。同じ配給元の『コスタリカの奇跡』、『バベルの学校』もあわせてどうぞ。
