「『ガザ 素顔の日常』を配信で観たい」と探してこのページにたどり着いた方へ、最初に結論をお伝えします。
映画『ガザ 素顔の日常』は、2026年8月現在、AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画配信サービスでは観られません。 観る方法は、①各地で開かれる上映会に行く、②DVDを買う、③自分で上映会を開く——この3つです。
2022年の日本公開後、2023年10月以降は各地で緊急再上映が続き、いまも市民の上映会でもっとも選ばれるガザ関連作品のひとつです。この記事では、いま観るための具体的な方法と、自分で上映会を開く場合の料金までまとめます。
配信・DVDの状況

| 観る方法 | 取り扱い |
|---|---|
| Amazonプライムビデオ | なし |
| Netflix | なし |
| U-NEXT | なし |
| DVD | あり(cinemoで個人鑑賞用・教育機関用を販売) |
| 上映会 | あり(全国で継続的に開催・自分で開くことも可能) |
※2026年8月時点。配信は今後始まる可能性もあるため、最新の状況は各サービスでご確認ください。
この映画はなにを描いているのか
「天井のない監獄」と呼ばれる封鎖下のガザ地区。ニュースが伝えるのは空爆と瓦礫の映像ばかりですが、この映画が記録したのは、そこで暮らす人々の驚くほど「普通」の日常です。
波を待つサーファー。街角でリズムを刻むラッパー。音楽学校でチェロを弾く19歳のカルマ。漁師になる夢を持つ14歳のアフマド。妻3人と40人の子どもがいると笑う漁師のおじいちゃん——。海で泳ぎ、恋をして、将来に悩む人々の顔は、私たちと何も変わりません。だからこそ、その日常が時折断ち切られる現実の重さが、静かに伝わってきます。
監督はアイルランドのガリー・キーンと、ガザで長く撮影を続けてきた写真家のアンドリュー・マコーネル。2019年に完成した本作が映した街の風景の多くは、2023年10月以降の戦闘で大きく変わってしまいました。ここに記録された日常は、いまとなってはかけがえのない記録です。日本では座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルで観客賞を受賞しています。
東京・埼玉・神奈川・山梨で予定されている上映会
てんぐシネマ倶楽部では、1都3県の自主上映会情報を毎日自動で集めています。『ガザ 素顔の日常』の上映会が見つかっている場合は、以下に表示されます。
東京・埼玉・神奈川・山梨で予定されている上映会0件(2026年9月13日時点)
いまのところ、1都3県で予定されている上映会は見つかっていません。このリストは毎日自動で更新されるので、 少し時間をおいてまた確認してみてください。
全国の上映会はcinemoの作品ページで確認できます。近くで開かれていないときは、自分で上映会を開くという方法もあります。
この作品は全国で年間を通じて上映会が開かれています。1都3県で見つかっていないときも、cinemoの作品ページに全国の上映会情報が載っているので、あわせて確認してみてください。
DVDで観る
個人で観たい場合は、配給元のユナイテッドピープルが運営するcinemoからDVDを購入できます。個人鑑賞用と教育機関用(学校の授業・図書館向け)の2種類があり、価格や条件は販売ページでご確認ください。
自分で上映会を開く
「近くで上映していない」「平和について考える場をつくりたい」という場合は、自分が主催者になる道があります。申し込み窓口は、配給元ユナイテッドピープルが運営するcinemo(シネモ)です。
上映料はいくらか

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最低保証 | 55,000円(税込)/1日 |
| 人数制 | 動員人数 × 660円(税込) |
| 適用ルール | 動員 × 660円が55,000円を上回る場合は、そちらを適用 |
| ピースデーライセンス | 最低保証38,500円(税込)の特別価格 |
通常は83人までは実質一律55,000円。そしてこの作品には、国際平和デー(ピースデー・9月21日)にあわせた特別ライセンスがあり、対象期間の開催なら38,500円で開けます。8月の終戦の日から9月のピースデーへ——平和を考える季節の上映会と、この作品は相性抜群です。
チケットを1,500円にすると、通常料金でも37人で上映料を回収できる計算です。会場費や宣伝費も含めた全体の収支は、当サイトの収支シミュレーターで確かめられます。
上映料を入れた状態で開きます。会場費やチケット代はあとから変えられます。
通常の1日ライセンス(最低保証55,000円と動員×660円の高い方)を入れてあります。ピースデーライセンス(38,500円)で開く場合は、上映料の欄を書き換えてください。
上映素材と注意点
上映素材はオンライン(ストリーミング)・DVD・ブルーレイ(いずれも字幕版)から選べます。上映できるのは対面の会場上映のみで、Zoom配信のようなオンライン上映会はできません。上映会の開催可能期限は2029年7月1日までとされています。
申し込みはcinemoの作品ページから。会場探しから告知、当日の運営までの段取りは、自主上映会の開き方 完全ガイドにまとめています。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | ガザ 素顔の日常 |
| 原題 | Gaza |
| 製作 | 2019年/アイルランド・カナダ・ドイツ |
| 上映時間 | 92分 |
| 監督 | ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル |
| 日本での配給 | ユナイテッドピープル |
| 劇場公開 | 2022年7月2日(シアター・イメージフォーラムほか) |
| 受賞 | 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 観客賞 |
よくある疑問
配信で観る方法は本当にない?
2026年8月時点で、主要な動画配信サービスでの配信は確認できません。確実なのは上映会かDVDです。
『手に魂を込め、歩いてみれば』との違いは?

どちらもガザを描いたドキュメンタリーですが、記録した時間が違います。本作は2023年10月より前の、封鎖下でも続いていた日常の記録。『手に魂を込め、歩いてみれば』は2024年以降の戦闘下を、ガザの中のフォトジャーナリストとのビデオ通話で記録した作品です。2本あわせて観ると、失われたものの大きさが立体的に見えてきます。
重い映画ではないかと不安です
戦禍の描写もありますが、映画の中心にあるのは音楽・サーフィン・恋・家族といった生活の手ざわりです。「ガザのイメージが変わった」という感想が多いのはそのためで、予備知識がなくても観られます。上映会では上映後に感想を話す時間を設ける主催者が多くいます。
学校や地域の平和学習で使える?
教育機関用DVDが用意されているほか、cinemoからの上映会開催は個人・学校・団体を問わず可能です。8月〜9月の平和学習・ピースデー企画では定番の1本になっています。上映許可の基本ルールは上映許可かんたん診断でも確認できます。
まとめ

- 映画『ガザ 素顔の日常』は動画配信サービスでは観られない(2026年8月時点)
- 観る方法は「上映会に行く」「DVDを買う」「自分で開く」の3つ
- 自分で開く場合は83人まで実質一律55,000円。ピースデーライセンスなら38,500円
- ニュースでは見えない、封鎖下のガザの「普通の暮らし」の貴重な記録
- 1都3県の上映会情報はこのページで毎日自動更新
ニュースの向こう側にいる、私たちと変わらない人々の顔を知ること——それがこの映画の役割です。上映会を探すなら上映会一覧から、開く側に回るなら上映会を開くへ。同じガザを記録した『手に魂を込め、歩いてみれば』、平和を考える『コスタリカの奇跡』もあわせてどうぞ。
